NIMS-インフラ構造材料パートナーシップ~材料技術でインフラ長寿命化 ・ 強靭化に貢献~

NIMSインフラ構造材料サマースクール

主催

国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ

日時

2021年08月06日(金)13:00~17:30

配信方法

Webexによる配信 (配信場所 (国)物質・材料研究機構)

趣旨

この度、NIMSインフラ構造材料パートナーシップでは、若い技術者や学生のための「NIMSインフラ構造材料サマースクール」を、webセミナー形式にて開催致します。
インフラの維持管理、センシング技術、コンクリート、腐食分野での一流の講師陣をお招きして開催致します。是非、多くの方にご参加頂きたく御社内にご周知いただけますようお願い致します。若い技術者や学生の方々を含め、皆様方の積極的なご参加をお待ちしております。
(本サマースクールは、既に終了した戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)“インフラ維持管理・マネジメント技術”の技術開発課題“インフラ構造材料研究拠点の構築による構造物劣化機構の解明と効率的維持管理技術の開発”から引き継がれましたNIMSインフラ構造材料パートナーシップの一環として開催するものです。)
※また、本プログラムは「土木学会継続教育(CPD)プログラム」に認定されております。

(認定番号:JSCE21-0757)

プログラム

  • 開会挨拶13:00~13:05

    土谷浩一 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局長
  • 顧問挨拶13:05~13:15

    インフラ構造材料パートナーシップ顧問 魚本健人先生(土木研究所顧問) 宮川豊章先生(京都大学特任教授)

  • 13:15~14:15

    インフラのライフサイクルマネジメント

    北海道大学 名誉教授 横田弘先生

  • 14:15~15:15

    MEMS振動発電デバイスによる土木インフラセンシング

    北海道大学大学院工学研究院 准教授 橋本勝文先生

  • 15:25~16:25

    セメント・コンクリートの材料科学的解釈

    東京大学 特任講師 五十嵐豪先生

  • 16:25~17:25

    腐食の基礎

    物質・材料研究機構 構造材料研究拠点 グループリーダー 廣本祥子氏

  • 閉会挨拶17:25~17:30

    事務連絡

  • 講演概要

    • ・「インフラのライフサイクルマネジメント」

      (北海道大学 横田弘)
      インフラは,国土の保全,防災・減災,豊かな経済社会活動等を実現し,長期間かけて文明の創造に寄与する。このようなインフラが所要の期間その役割を十分に果たすためには,それを計画・設計し,施工し,維持するという各段階での確実な連携が求められる。このための枠組みがインフラのライフサイクルマネジメントである。本講演では,ライフサイクルマネジメントの理念を紹介し,材料設計からの視点も踏まえつつ個別の技術とそれを扱う技術者への期待について述べる。

    • ・「MEMS振動発電デバイスによる土木インフラセンシング」

      (北海道大学 橋本勝文)
      エレクトレットを用いたMEMS振動発電デバイスによる土木インフラ構造物のモニタリング手法へと適用する検討を行っています。環境中での常時微振動や交通荷重などによる振動を静電誘導により電気エネルギーへ変換することで得られる発電量から対象構造物あるいは部材の固有振動数および振動モード等の振動挙動を推定することで、対象構造物の健全状態を把握するシステムの構築を目指しています。本提案システムによって飛躍的に効率的で自律的な構造物のセンシングネットワークの実装が可能になると考えています。

    • ・「セメント・コンクリートの材料科学的解釈」

      (東京大学 五十嵐豪)
      主要な構造材料であるセメント・コンクリートを対象に,その構成材料であるセメント,反応生成物,岩石,水の相互作用を理解するための,実験手法,最近の研究の動向について紹介する。

    • ・「腐食の基礎」

      (物質・材料研究機構 廣本祥子)
      鉄筋の腐食がコンクリート構造物の劣化原因となることがあります。構造物の維持管理のためには、腐食の種類や原因、進行速度などを適切に理解・評価する必要があります。本講演では腐食現象を理解するための電気化学と電気化学測定法を、できるだけ数式を用いずに概説します。

申し込み方法および手順

参加者のお名前とe-mailアドレスをNIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)までご連絡ください。お申込みの締切は、講演資料印刷の都合上、令和3年7月26日(月)12:00までにお願いいたします。

連絡頂きましたアドレスに8月4日(水)に招待状をお送りいたします。また、プロジェクターや大型のモニター等を使用して複数名で聴講なさる場合は、代表者のお名前とe-mailアドレスと併せて、聴講する方々のご所属とお名前をご連絡ください。
参加される方には事前にサマースクール講義資料(冊子)を送付致します。

修了証

サマースクールにご参加頂きました方には、公益社団法人土木学会より認定頂きましたCPDプログラム受講の証明として、修了証を発行しております。

修了証発行にあたり、受講して得られた所見(学びや気付き)を100文字以上で、NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)までご提出ください。ご提出頂きました所見は事務局で管理保管させて頂きます。

公益社団法人土木学会以外のCPDに単位を登録する際の注意事項

他の学会のCPDポイントに当スクールの単位を登録しようとすると、認められない場合がございますので、土木学会以外の団体に提出する場合は各自で提出先団体に事前にご確認ください。

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