NIMSインフラ構造材料パートナーシップ 2021年度第2回研究会(NIMS技術紹介)
主催
国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究拠点
NIMSインフラ構造材料パートナーシップ
日時
2021年09月22日(水)15:00~16:45
配信方法
Webexによる配信 (配信場所 (国)物質・材料研究機構)
趣旨
新型コロナウイルス感染症の終息が見えない状況が続いておりますが、Webexによる配信という形で9月22日(水)に第2回目を開催いたします。今回は、NIMSのインフラ技術の紹介となります。是非ご視聴ください。
プログラム
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開会挨拶15:00~15:05
土谷浩一 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局長 -
15:05~15:25
歪み可視化・ひび割れ可視化シート
機能性材料研究拠点 コロイド結晶材料グループ 不動寺 浩
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15:25~15:45
高酸素腐食促進試験法の新展開
−カルシウムハイドロキシジンケートの高速形成による亜鉛の高耐食化−
構造材料研究拠点 独立研究者 土井 康太郎
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15:45~16:05
渦電流検出によるインフラ構造物の診断技術
構造材料研究拠点 積層スマート材料グループ 何 東風
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16:05~16:25
モアレ縞によるコンクリート構造物のひび幅計測・モニタリング法の開発
構造材料研究拠点 運営室長 岸本 哲
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閉会挨拶16:25~16:45
総合討論、事務連絡
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講演概要
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・「歪み可視化・ひび割れ可視化シート」
(不動寺浩)
SIP(TOPAS)で開発した可視化シートについて、供与先の研究事例などの紹介を含め最近の進捗状況について報告する。 -
・「高酸素腐食促進試験法の新展開−カルシウムハイドロキシジンケートの高速形成による亜鉛の高耐食化−」
(土井康太郎)
カルシウムを含んだ環境では亜鉛表面に高耐食性を示すカルシウムハイドロキシジンケート(以下CHZと表記)が形成するため、近年亜鉛めっき鉄筋が耐食鋼としてコンクリート中で使用され始めている。我々はSIPインフラを通して開発した高酸素腐食促進試験法を改良し、CHZ形成を律速する酸素還元反応を促進することで短時間で亜鉛表面にCHZを形成させる新しい表面処理法を開発した。本講演では、本手法によるCHZの加速形成やCHZに覆われた亜鉛の耐食性に関して述べる。 -
・「渦電流検出によるインフラ構造物の診断技術」
(何東風)
Researches on eddy current testing will be presented. It includes the corrosion evaluation of steel rod, defect detection of titanium alloy, and tiny defect detection of steel plate. -
・「モアレ縞によるコンクリート構造物のひび幅計測・モニタリング法の開発」
(岸本哲)
コンクリート構造物のように変形の少ない脆性材料に生成するひび幅のモアレ縞を用いて計測する手法を開発した。ひびの上にグリッドを貼り付け、モアレ縞の間隔とずれを用いてひび幅を計測するものである。0.1㎜幅のひびも計測することができ、また、本手法は開始時の画像を必要とせず、ひび幅を計測でき、ひびの成長を長期間にわたってモニタリングすることも可能である。
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申し込み方法および手順
令和3年9月17日(金)15:00までにNIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)まで参加者のお名前とe-mailのアドレスをご連絡ください。
ご連絡頂きましたアドレスに9月21日(火)に招待状をお送りいたします。また、プロジェクターや大型のモニター等を使用して複数名で聴講なさる場合は、代表者のお名前とe-mailアドレスと併せて、聴講する方々のご所属とお名前をご連絡ください。