2022年度NIMSインフラ構造材料パートナーシップ第3回研究会
主催
国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究拠点
NIMSインフラ構造材料パートナーシップ
日時
2022年12月14日(水)15:00~17:00
方式
現地およびオンラインのハイブリッド開催
※オンライン配信はwebexを使用して行います。
場所
物質・材料研究機構 千現地区 先進構造材料研究棟5階 コンファレンスルーム
趣旨
この度、NIMSインフラ構造材料パートナーシップでは、「2022年度NIMSインフラ構造材料パートナーシップ第3回研究会」を、12月14日(水)に開催致します。
今回は、清水建設株式会社 吉武謙二氏に「3眼カメラ配筋検査システム「写らく」や「ラクツム」による3Dプリンティングの開発」について、京都大学 塩谷智基氏に「インフラDXに資する非破壊評価技術」についてをご講演いただきます。是非ご参加をご検討ください。
プログラム
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開会挨拶15:00~15:05
土谷浩一 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局長
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15:05~15:50
「3眼カメラ配筋検査システム「写らく」や「ラクツム」による3Dプリンティングの開発」
清水建設株式会社 技術研究所 社会システム技術センター
インフラ技術グループ グループ長 吉武謙二氏 -
15:50~16:50
「インフラDXに資する非破壊評価技術」
京都大学 特定教授 塩谷智基氏
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事務連絡、閉会挨拶16:50~17:00
申し込み方法および手順
令和4年12月12日(月)17:00までにNIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)まで参加者のお名前とe-mailのアドレス、参加方法(現地、オンライン)をご連絡ください。
ご連絡頂きましたアドレスに12月13日(火)招待状をお送りいたします。また、プロジェクターや大型のモニター等を使用して複数名で聴講なさる場合は、代表者のお名前とe-mailアドレスと併せて、聴講する方々のご所属とお名前をご連絡ください。
講演概要
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「3眼カメラ配筋検査システム「写らく」や「ラクツム」による3Dプリンティングの開発」
清水建設㈱ 吉武謙二
建設業界の長年の課題である配筋検査の生産性向上のため、簡単な操作で迅速に鉄筋計測や帳票作成が可能な3眼カメラ配筋システム「写らく」を開発し、国内で初めて段階確認に採用され、阪神高速道路(株)の駒栄工区開削トンネルなどでも日常使用されている。
また、型枠不要で環境に優しく、自由な形状が構築可能で様々な実案件に適用が進んできた3Dプリンティング用の繊維補強モルタル「ラクツム」を用いた3Dプリンティング技術の開発も実施している。
これらの2つの技術を中心にDX関連技術を紹介する。 -
「インフラDXに資する非破壊評価技術」
京都大学 塩谷智基
インフラ構造物を永続的に、かつ合理的に維持管理するには、その構造物のデジタルタンデム再現のみならず、構造物のリスク応じた点検と点検結果の包含などが重要となる。本話題提供では、構造物のリスクに対応した点検・評価手段を今一度考え、インフラ構造物のデジタルトランスフォーメーション基盤において、肝要となる考え方を整理するとともに、既存ダム構造物のデジタル点群化、計測結果を可視化した内包事例から、将来のインフラDXのビジョンを示す。