NIMS-インフラ構造材料パートナーシップ~材料技術でインフラ長寿命化 ・ 強靭化に貢献~

NIMSインフラ構造材料パートナーシップ 2024年度第1回研究会

主催

国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究センター

NIMSインフラ構造材料パートナーシップ

日時

2024年6月14日(金) 13:00 ~ 17:10

※17:20より技術交流会がございます。

技術交流会会費:2,000円(当日、受付に現金にてお支払いください。)

方式

現地およびオンラインのハイブリッド開催
※オンライン配信はwebexを使用して行います。

場所

物質・材料研究機構 千現地区 先進構造材料研究棟5階 コンファレンスルーム

住所:茨城県つくば市千現1-2-1 最寄り駅:TX「つくば」駅

※「つくば駅」下車後、A3出口を直進した「企業バスのりばB」よりNIMSの定期便バスにご乗車いただけます。つくば駅からNIMS千現地区までは10分程度です。

つくば駅発 11:50(3号車)、12:00(1号車)、12:30(2号車)

https://www.nims.go.jp/nims/office/nims-bus.html

趣旨

昨年度に引き続き、今年度の研究会も皆様との交流がより発展するようなパートナーシップ活動を展開したく、対面及びオンラインのハイブリッド形式で開催する運びとなりました。第1回目はコンクリート補強材料をテーマに6月14日(金)に開催いたします。

今回は、東京大学の石田哲也教授に「バサルトFRPロッドによる新しいコンクリート構造の可能性」について、九州大学の濵田秀則教授に「コンクリート中の鉄筋の防食について -亜鉛メッキ鉄筋およびコンクリート表面被覆-(仮題)」について、東京製綱インターナショナル株式会社の榎本剛氏に「CFRP補強材の現状(仮題)」についてご講演いただきます。また、企業紹介も行います。研究会後には技術交流会を予定しておりますので、現地参加についても是非ご検討ください。

プログラム

  • 13:00~13:10

    開会挨拶

    土谷浩一 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局長

    顧問ご挨拶

    魚本健人先生(東京大学名誉教授、土木研究所顧問)

  • 13:10~14:10

    「バサルトFRPロッドによる新しいコンクリート構造の可能性」
    東京大学大学院工学系研究科 社会基盤学専攻 教授 石田哲也氏
    中川産業株式会社 代表取締役副社長 中川敬章氏
    東海旅客鉄道株式会社 岩田秀治氏

  • 14:10~15:10

    「コンクリート中の鉄筋の防食について -亜鉛メッキ鉄筋およびコンクリート表面被覆-(仮題)」
    九州大学大学院 工学研究院 社会基盤部門 教授 濵田秀則氏

  • 休憩

  • 15:30~16:30

    「CFRP補強材の現状(仮題)」
    東京製綱インターナショナル株式会社 営業企画部兼技術本部 部長 榎本剛氏

  • 16:30~17:00

    企業紹介 株式会社フコク

  • 17:00~17:10

    事務連絡、閉会挨拶

  • 準備

  • 17:20~19:00

    技術交流会(軽食・飲み物付き)

  • 講演概要

    ・「バサルトFRPロッドによる新しいコンクリート構造の可能性」

    (東京大学大学院工学系研究科 石田哲也)

    FRP(Fiber Reinforced Plastics)は、鋼材と比較して高い引張強度、優れた耐食性を有し、軽量であるため施工性にも優れている。本講演では、玄武岩のみを原料とするバサルト繊維と熱可塑性樹脂を用いて新たに開発したFRPロッド(BFRP)の特性と、BFRPを用いたコンクリート構造の優れた力学応答(終局耐力および変形性能)について紹介する。

    ・「コンクリート中の鉄筋の防食について -亜鉛メッキ鉄筋およびコンクリート表面被覆-(仮題)」

    (九州大学大学院 濵田秀則)

    1986年に港湾技術研究所(当時)に入り20年間、2006年に九州大学に移りましてから18年間、鉄筋コンクリートの塩害に関する研究を進めて参りました。その中から、土木学会の指針改定に関係しました亜鉛メッキ鉄筋について、および自らのライフワークの一つともなりましたコンクリートの表面被覆に関しましてこれまでに得られた知見をお話しさせていただきたいと思います。

    ・「CFRP補強材の現状(仮題)」

    (東京製綱インターナショナル株式会社 榎本剛)

    コンクリート構造物の早期劣化が問題となり、盛んに点検、補修・補強や更新工事が行われている。多くの劣化原因は塩化物イオンなどがコンクリート中へ浸透することによる補強鋼材の腐食であり、劣化対策について様々な研究検討が行われている。その中で抜本的な対策として1980年代後半にコンクリート構造物用の錆びないCFRP補強材が開発され、2010年代後半頃から、ようやく本格的に使用され始めている。本講演では、CFRP補強材についての製品開発および適用研究から現在の米国や国内での実用状況までの概要を紹介する。

申し込み方法および手順

令和6年6月11日(火)までにNIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)まで参加者とその方のe-mailのアドレス、参加方法(現地、オンライン)、現地参加の方は、技術交流会(会費制)参加の有無をご連絡ください。技術交流会参加ご希望の方は6月7日(金)までにご連絡ください。技術交流会会費:2,000円(当日、受付に現金にてお支払いください。)

ご連絡頂きましたアドレスに6月12日(水)頃までに招待状をお送りいたします。また、プロジェクターや大型のモニター等を使用して複数名で聴講なさる場合は、代表者のお名前とe-mailアドレスと併せて、聴講する方々のご所属とお名前をご連絡ください。

交流会領収書

交流会領収書は原則、個人宛てに発行いたしますが、会社名をご希望の際はお知らせください。

NIMSインフラ構造材料パートナーシップは適格請求者発行事業者には未登録の為、インボイス登録事業者でございませんこと、ご理解いただけますと幸いです。

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