NIMS-インフラ構造材料パートナーシップ~材料技術でインフラ長寿命化 ・ 強靭化に貢献~

2024年度NIMSインフラ構造材料サマースクール

主催

国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究センター

NIMSインフラ構造材料パートナーシップ

日時

2024年8月6日(火)12:50~17:30

※スクール終了後、交流会を予定しております。

方式

現地(定員70名、会員優先)およびオンラインのハイブリッド開催
※オンライン配信はWebexを使用して行います。

定員を超えました場合はオンライン受講へご変更をお願いすることもございます。

場所

エッサム神田ホール1号館 5階・イベントホール2

JR神田駅 東口 徒歩1分 または 東京メトロ銀座線 神田駅 3出口

(https://www.essam.co.jp/hall/access/)

趣旨

この度、NIMSインフラ構造材料パートナーシップでは、若い技術者や学生のための「2024年度NIMSインフラ構造材料サマースクール」を、インフラ維持管理概論、セメント・コンクリート、腐食、AI分野での一流の講師陣をお招きし、ハイブリッド形式にて開催致します。

是非、多くの方にご参加頂きたく御社内にご周知いただけますようお願い致します。若い技術者や学生の方々を含め、皆様方の積極的なご参加をお待ちしております。

※また、本プログラムは「土木学会継続教育(CPD)プログラム」に認定されております。

(認定番号:JSCE24-0821)

プログラム

  • 12:50~13:00

    開会挨拶

    土谷浩一 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局長

    顧問ご挨拶

    宮川豊章先生(京都大学名誉教授)

  • 13:00〜14:00

    地域の橋梁群の維持管理・マネジメント手法
    株式会社大崎総合研究所 副所長 若原敏裕氏

  • 14:00~15:00

    ひび割れはコンクリート構造物の性能にどう影響するのか?
    名古屋大学大学院工学研究科土木工学専攻 教授 中村光氏

  • 休憩

  • 15:20~16:20

    腐食を理解するための電気化学の基礎
    物質・材料研究機構 構造材料研究センター 耐食材料グループ
    グループリーダー 廣本祥子氏

  • 16:20~17:20

    AIの現状、活用法と未来
    東京大学大学院工学系研究科総合研究機構 特任准教授 全邦釘氏

  • 17:20~17:30

    顧問ご挨拶 魚本健人先生(東京大学名誉教授、土木研究所顧問)

    閉会挨拶、事務連絡

  • 17:40~19:00

    交流会(軽食・飲み物付き)

  • 講義概要

    ・「地域の橋梁群の維持管理・マネジメント手法」
    高度成長時代に地域に建設されたインフラの老朽化が進み、適切な維持管理が求められる一方、それらを維持管理する地方自治体では、厳しい財政状況の中、技術者の減少が進み、地域の事業者に先端技術を導入するためのインセンティブにもリソースにも、余力はない状況にある。これらの現状を打破するための一つのイノベーションとして、地域社会の道路ネットワーク橋梁群を対象に、EBPM(=Evidence-Based Policy Making)の考え方にも基づく新たな橋梁群の維持管理・マネジメントについて、紹介する。

    (大崎総合研究所 若原敏裕)

    ・「ひび割れはコンクリート構造物の性能にどう影響するのか?」
    コンクリート構造物の維持管理では、ひび割れの確認が必ず求められます。ひび割れは耐久性だけでなく、コンクリート構造物の様々な力学性能に影響し、その影響の理解が点検・診断・対策の質の向上に結びつきます。本講義では、代表的な劣化である鋼材腐食の際のひび割れ進展の特徴について説明するとともに、ひび割れがコンクリート強度や付着、床板の押抜きせん断耐力などに及ぼす影響について説明します。

    (名古屋大学 中村光)

    ・「腐食を理解するための電気化学の基礎」
    金属材料の腐食は電気化学測定により評価される場合が多い。本講義では、金属材料の電位測定や分極試験の結果を理解するための電気化学の基礎について概説する。

    (物質・材料研究機構 廣本祥子)

    ・「AIの現状、活用法と未来」
    本講演では、まずAIの現状について説明し、次に教師あり機械学習やDeep learningなどAI技術の基本概念を概説します。その後、土木工学分野でのAIの具体的な活用事例紹介を通じてその有用性を解説します。最後に、大規模言語モデル(Large language model)やVision and language modelを含めたAI技術の将来像について展望し、これからの土木工学分野における可能性を提示します。

    (東京大学 全邦釘)

申し込み方法および手順

令和6年7月29日(月)17時までにNIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)まで参加者とその方のe-mailアドレス、参加方法(現地、オンライン)、現地参加の方は、交流会(会費制)参加の有無、CPD取得希望の方はその旨をご連絡ください。サマースクール申込書もございますので、必要に応じてご活用ください。(申込書に必要事項をご記入の上、事務局までメールでお申込みください。)

本サマースクールに限り、NIMSインフラ構造材料パートナーシップ会員以外の方でも受講の受付を致します。なお現地会場の席数には限りがございますので、定員を超えました場合は、会員の方が優先となり、オンライン受講へのご変更をお願いする可能性がございますことをご理解ください。交流会参加ご希望の方は、交流会会費2,000円を当日、受付に現金でお支払いください。

ご連絡頂きましたアドレスに8月2日(金)頃に招待状をお送りいたします。また、プロジェクターや大型のモニター等を使用して複数名で聴講なさる場合は、代表者のお名前とe-mailアドレスと併せて、聴講する方々のご所属とお名前をご連絡ください。講義資料(冊子)は現地参加される方は当日会場にてお配りいたします。オンライン参加される方には資料PDFを事前にメールで送付いたします。

交流会領収書

交流会領収書は原則、個人宛てに発行いたしますが、会社名をご希望の際はお知らせください。NIMSインフラ構造材料パートナーシップは適格請求者発行事業者には未登録の為、インボイス登録事業者でございませんこと、ご理解いただけますと幸いです。

修了証および受講証明書

①CPD制度でポイント取得希望の方
受講して得られた所見(学びや気付き)を100文字以上で、NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)までご提出ください。公益社団法人土木学会より認定頂きましたCPDプログラム受講の証明として、本スクール修了証及び土木学会へ申請する受講証明書(CPD単位等記載、PDFファイル)を発行いたします。※ご提出頂きました所見は事務局で管理保管させて頂きます。

②スクールにご参加された方全員
スクールにご参加頂きました方には、本スクール修了証をPDFファイルで発送いたします。

公益社団法人土木学会以外のCPDに単位を登録する際の注意事項

他の学会のCPDポイントに当スクールの単位を登録しようとすると、認められない場合がございますので、土木学会以外の団体に提出する場合は各自で提出先団体に事前にご確認ください。

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