NIMS-インフラ構造材料パートナーシップ~材料技術でインフラ長寿命化 ・ 強靭化に貢献~

NIMSインフラ構造材料パートナーシップ 2024年度第2回研究会

主催

国立研究開発法人物質・材料研究機構 構造材料研究センター

NIMSインフラ構造材料パートナーシップ

日時

2024年11月18日(月)13:00 ~ 17:10

※17:20より技術交流会がございます。

技術交流会会費:2,000円(当日、受付に現金にてお支払いください。)

方式

現地およびオンラインのハイブリッド開催
※オンライン配信はwebexを使用して行います。

場所

エッサム神田ホール1号館 5階・イベントホール2

JR神田駅 東口 徒歩1分 または 東京メトロ銀座線 神田駅 3出口

(https://www.essam.co.jp/hall/access/)

趣旨

この度、NIMSインフラ構造材料パートナーシップでは、「NIMSインフラ構造材料パートナーシップ2024年度第2回研究会」を、11月18日(月)に開催致します。

今回は、東京大学の酒井雄也先生に「持続可能な建設に向けたコンクリートの新リサイクル手法と植物や砂を主原料とする建設材料の開発」について、京都大学経営管理大学院の瀬尾彰先生に「舗装資材としてのアスファルト材料の基礎と劣化機構解明に向けた微視的検討」について、島根大学の新大軌先生に「環境配慮型コンクリートの研究開発動向」をご講演いただきます。また会員企業の紹介を1件予定しています。研究会後には技術交流会を予定しておりますので、現地参加についても是非ご検討ください。

プログラム

  • 13:00~13:10

    開会挨拶

    土谷浩一 NIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局長

    顧問ご挨拶

    魚本健人先生(東京大学名誉教授、土木研究所顧問)

    宮川豊章先生(京都大学名誉教授) ※オンライン

  • 13:10~14:10

    「持続可能な建設に向けたコンクリートの新リサイクル手法と植物や砂を主原料とする建設材料の開発」
    東京大学生産技術研究所 人間・社会系部門 准教授 酒井雄也氏

  • 14:10〜15:10

    「舗装資材としてのアスファルト材料の基礎と劣化機構解明に向けた微視的検討」
    京都大学経営管理大学院 インフラ物性産学共同講座 特定教授 瀬尾彰氏

  • 休憩

  • 15:30~16:30

    「環境配慮型コンクリートの研究開発動向」
    島根大学 総合理工学部 物質化学科 教授 新大軌氏

  • 16:30~17:00

    企業紹介 「化学技術と土木技術を融合させた研究開発(仮)」
    ショーボンド建設株式会社 補修工学研究所
    副所長 木田 秀人氏

  • 17:00~17:10

    事務連絡、閉会挨拶

  • 準備

  • 17:20~19:00

    技術交流会(軽食・飲み物付き)

  • 講演概要

    ・持続可能な建設に向けたコンクリートの新リサイクル手法と植物や砂を主原料とする建設材料の開発
    コンクリートにかかわる課題であるCO2排出、原料不足、がれき処理などについて触れるとともに、それらを解決するために講演者の研究室で開発を進めている新材料である、1:完全リサイクルコンクリート、2:植物性コンクリート、3:プラスチックコンクリート、4:廃棄植物由来の素材、5:砂を主原料とする硬化体、について紹介する。対面会場ではこれらの材料に触れられるよう実物サンプルを用意する。

    (東京大学 酒井雄也)

    ・「舗装資材としてのアスファルト材料の基礎と劣化機構解明に向けた微視的検討」
    道路舗装インフラを計画的・効率的に管理・運用していくためには、舗装の現状を的確に判断したうえで将来の劣化予測を行ない、適時、適材適所の維持、修繕を行うことが肝要である。このためには舗装損傷の発現の仕方とその進展メカニズムを明らかにすることが不可欠と考える。このたび、アスファルト混合物を非破壊で計測可能なSPring-8 のX線CT装置をもちいて損傷、破壊の発現の仕方とその進展メカニズムを検証し考察した。その結果、損傷起点や損傷抑制に有効な手法があることを確認できた。これらを踏まえ、舗装損傷の抑制に資する手法を考察した。

    (京都大学経営管理大学院 瀬尾彰)

    ・「環境配慮型コンクリートの研究開発動向」
    現在、低炭素・脱炭素社会の構築のために注目されている環境配慮型コンクリート技術の研究開発動向について、
    ①製造時に大量のCO2を排出するセメントの使用量を低減するもしくはセメント製造時のCO2を減少させる技術
    ②硬化した・あるいはフレッシュコンクリートにCO2を固定させる技術
    ③骨材や粉体にCO2を固定してCCU(Carbon Capture and Utilization)材料をコンクリートに練り混ぜる技術
    の観点から、概説する。

    (島根大学 新大軌)

申し込み方法および手順

令和6年11月13日(水)までにNIMSインフラ構造材料パートナーシップ事務局(rcsm-unei@ml.nims.go.jp)まで参加者とその方のe-mailアドレス、参加方法(現地、オンライン)、現地参加の方は、技術交流会(会費制)参加の有無をご連絡ください。技術交流会参加ご希望の方は11月11日(月)までにご連絡ください。技術交流会会費:2,000円(当日、受付に現金にてお支払いください。)

ご連絡頂きましたアドレスに11月14日(木)頃までに招待状をお送りいたします。また、プロジェクターや大型のモニター等を使用して複数名で聴講なさる場合は、代表者のお名前とe-mailアドレスと併せて、聴講する方々のご所属とお名前をご連絡ください。

交流会領収書

交流会領収書は原則、個人宛てに発行いたしますが、会社名をご希望の際はお知らせください。
NIMSインフラ構造材料パートナーシップは適格請求者発行事業者には未登録の為、インボイス登録事業者でございませんこと、ご理解いただけますと幸いです。

一覧に戻る