事業概要
本会は、NIMSが、内閣府SIP戦略的イノベーション創造プログラム「インフラ維持管理・更新・マネジメント技術」の推進において構築した産学官の連携体制と高度な分析・計測技術などを基軸として、我が国のインフラ構造物の長寿命化、強靱化に関する様々な研究開発を基礎的な視点から支援すること、ならびに当該分野における人材の育成に貢献することを目的(以下「本目的」という。)とし、以下の活動を実施する。
研究開発内容の解説、技術相談
- イ. NIMSにおけるインフラ構造材料の研究開発に係わる状況や高度分析技術に関する公知の最新情報について解説する研究会を開催する。
- ロ. 会員からのニーズに適したNIMS研究成果(シーズ)を紹介し、NIMSとの適切な連携の形態について提案する。
NIMS主催行事への案内等
- イ. NIMS主催の構造材料に関連するフォーラム、講演会などの案内を発信する。
- ロ. インフラ構造材料に関する人材育成に資する活動について案内を発信する。
その他、本会の目的に沿った活動
- イ. 本会の活動を推進することにより、インフラ構造材料に関する大型外部資金等の獲得を目指す。
- ロ. その他、本会の目的に沿った活動であり、事務局が活動内容として定めるもの。
事務局長挨拶
我が国のインフラ構造物の劣化とそれを維持管理するためのコストが大きな社会問題となっています。物質・材料研究機構(NIMS)では第1期SIP”インフラ維持管理・更新・マネジメント技術”(PD:藤野陽三教授(横浜国立大学))に参画して、京都大学、東京工業大学、日本大学との協働で構造物劣化機構の解明や長寿命材料や各種センシング技術の開発に取り組んできました。また、異業種・異分野垂直連携拠点であるインフラ構造材料クラスターを形成し、インフラ関連企業、公的機関、大学などと連携してインフラ老朽化の問題と人材育成に取り組んできました。
NIMSインフラ構造材料パートナーシップはインフラ構造材料クラスターの活動を継承し、インフラ構造物の長寿命化、強靱化に関する様々な研究開発を材料技術の視点から支援すること、ならびにこの分野における人材の育成に貢献することを目的とした異分野・異業種連携の活動を行って行きます。
NIMSインフラ構造材料パートナーシップ
事務局長 土谷浩一